先日、婚活に関するこんな記事を目にしました。
それは、婚活をしている世の女性たちがネットで検索する「婚活の職業に関するキーワード」の断トツ一位が「医師 結婚」あるいは「医者 結婚」であるというものです。
本サイトでも何度か取り上げているように、確かに婚活の場において医師は人気が高いのでうなずけるのですが、その検索数は他の職業例えば「公務員 結婚」などと比較して数千倍にもなるというのに驚きました。
では、そんな人気な医師と結婚するためには何をすれば良いか?
やはり一番は「相手を知る」ことです。
医師と一言で言っても、その実態は本当に様々です。
・家柄 親も医師なの?なぜ医師を目指したの?
・学歴 私大卒と国公立大学卒とで何か違うの?
・専門科 科によって雰囲気とか変わるの?
全てが当てはまるわけではありませんが、これを知っておけば今後の傾向と対策が見えてくるかもしれません。
そこで今回は医師の結婚を手掛けて33年の結婚相談所カウンセラーから見た医師の実像にせまりたいと思います。
※以下あくまで医師ではない筆者個人の知識と感想にすぎないので真剣につっこまないでくださいね 笑。
1.医師の親はやっぱり医師?
ある調査によると自分が医師で親も医師という方の割合は医師全体の28.3%とのことでした。
やはりかなり多いとみるべきでしょう。
医師の方は自分の子供も医師にしたいと考える方が多く、また親の立派な姿を見て育った自分も自然と将来医師になろうと思う方が多いのだと思います。
余談ですが親子ともも医師という場合、子供は私大卒の方が比較的多いという傾向があります。
その一番の理由として経済力が挙げられます。
私立と国公立とではは6年間の学費で1300万~最大で5000万以上もの差があります。
単純に子供の大学費用だけで家を建てるくらいの費用がかかるとなるとそれ相応の経済力がないと無理でしょう。
結婚相手にも医師家系を希望される場合が比較的多く見受けられます。
2.私大卒の医師と国公立卒の医師違い
学力=医師としての能力というわけではありませんので、しいていえば価値観に違いがあるかもしれません。
どのような違いがあるのか、それぞれの特徴をあげてみましょう。
◎国公立大卒の医師
家庭環境に関わらず本人の意思や努力で医師を志した方が多いです。
また幼少の頃から飛びぬけて成績が良く、偏差値の高い高校・大学・学部と選んだ結果自然と医師となったということが多いようでもあります。
私立に比べ学費が安い分高い競争率を勝ち残る必要がありますので、努力家で真面目な方が多いとも言えます。
一般的な家庭に育っている場合も多くそうなると親の結婚観も世間一般と同じのため相手の家柄などにはあまりこだわらないことが多いです。
ただ自分自身が大変な努力をしてきている分、相手も同等に努力をしている方だったり能力のある方を選ぶ傾向が強いです。
◎私立大卒の医師
親も医師であったり同等に高収入な職業である場合がほとんどです。
非常に裕福な家庭に育っているため勉強のみでなく遊び心をもった方が多い印象を受けます。
社交的であることが多いため、結婚相手にはその人個人の持つステータスの重要度が高くなるように思えます。
3.医師の専門科目別特徴
医師は何科を専門とするかは親の後を継ぐ場合などを除いて自分の意志で選ぶことができます。
したがって専門科目の選択には自然とその人となりが表れるように思われます。
◎内科
ものごとをじっくり考える哲学者タイプが多く、ひとつの症状で少なくとも5つの病名を思い浮かべることができるように訓練しろと先輩に言われるようで、外科の場合と違い行動する前にじっくり考えるタイプと言う印象です。
内科の中でも代表的な科として、「呼吸器内科や消化器内科、循環器内科」などがあります。
手術などが無いぶん、時間的にはある程度オンオフが付けられます。
その反面病棟管理や外来業務は忙しく、特に外来業務では3時間で30人を診療しなければならないなんてこともあり仕事がハードであることに変わりはありません。
大きな病院の場合、入院患者が急変した場合に主治医であったり当番で呼び出されると、何時であっても病院まで行かなければならないこともあるようです。
・呼吸器内科
肺炎や肺がんなどを診療する診療科で、主として外来診療や病棟管理になります。
喘息や肺炎なども診療しますが、一番のメインは肺がんの患者さんです。
内科の中でも頭で考えることが多いのか、頭の良い人が多い印象があります。
・循環器内科
高血圧から心筋梗塞まで、幅広い守備範囲の診療科です。
心筋梗塞などは重大な救急疾患なので、夜間の呼び出しも内科の中ではかなり多いです。
その為、アグレッシブな人が多く、熱血、どちらかというと外科に近い雰囲気でしょうか。
・消化器内科
この科も守備範囲は広いです。
胃や大腸の内視鏡から、肝臓や膵臓の検査、さらには初期の食道がん、胃がん、大腸ガンであればカメラで治療もしてしまいます。
入院している患者さんの数が多く、腹痛や吐血などによる急患の検査も行うので、呼び出されることも多々あります。
循環器内科と同様、アグレッシブな人が多く、こちらも外科に近い雰囲気でしょうか。
ざっくばらんに付き合いやすい人が多いイメージがあります。
◎外科
皆さんのイメージにある通り、メインの仕事は手術です。
ただ、内科の先生同様に病棟の業務や外来にもある程度時間を割く必要があり、毎日手術だけして過ごしているという先生はなかなかいないでしょう。
また、手術を終えてすぐの患者さんは不安定な状態にあるので、夜間の急変などで呼び出される回数も必然的に増えてしまいます。
他には、交通事故などで怪我をした患者さんがいれば外科の先生が呼び出されるため、24時間365日休みはなく、非常にハードな職業だといえるでしょう。
実際に会った感じは非常にクールな印象を受けることが多いように思われます。
もちろん体はものすごく丈夫で授業なども休んだことがないイメージ、学生時代はスポーツをしていた人が多いです。
お酒好きも多く、自分は酒が強くどんなに飲んでも乱れないと思っている方も多いようです。
ものすごく体育会系の人とものすごく神経質な人が両極端、という印象ですね。
外科の中にも 「消化器外科、呼吸器外科、心臓血管外科、脳神経外科、整形外科」と、色々なジャンルの科があります。
・消化器外科
癌をはじめとする消化器のさまざまな病気の診断や治療を行う科で、医療界の花形とも言われています。
その分常に最先端の情報や高度な技術が必要とされる為、専門医となってからも学ぶことが多く非常に忙しい科でもあります。
とにかく忙しく覚えることも多いため、サバサバとした豪快なタイプであったり、細かいことは気にしない(忘れる)傾向が強いです。
・呼吸器外科
肺や気管支などの呼吸器疾患の外科的治療、肺がんの早期発見や治療などを行います。
呼吸器内科や放射線科との連携も必要となるためフットワークが軽くまたコミュニケーション能力が高いと言えます。
他の外科の先生に比べ緊急の呼び出しが少ない傾向にあります。
・心臓血管外科
心臓の内外の大動脈や動脈、静脈の血管の病変を外科的に治療する科です。
手術にはかなりの緻密さや細かさが求められるためとにかく手先が器用でありまた小さいころから優秀だったなんて方が多いです。
・脳神経外科
外科の中でもとにかく多忙だと言われています。
またリスクの高い手術が多いため、どんなことがあってもへこたれない強い性格の持ち主が多いです。
いずれの専門であれ肉体的にも精神的にもハードな仕事を耐えうる、とにかくタフな方という印象です。
またの機会に追加情報をお伝えできればと思っています。
この記事へのコメントはありません。